ドラッガーに学ぶ 「事業戦略」

ドラッガーに学ぶ 「事業戦略」



読むだけで儲かる気がするドラッガーの事業戦略

 読むだけで、儲かりそうな気がする、ドラッガーの書籍群。もちろん、それは大いに錯覚なのですが、これだけ長きに渡りドラッガーが読まれているのは、ビジネスに有益だから、ということに間違いはありません。会社員ではない生き方は、フリーランスであれ、会社経営者であれ、自分が経営者となって生きていくことです。経営に最低限必要な知識は身につけなければなりません。

業績の90%が業績上位の10%からもたらされる

 「業績の90%が業績上位の10%からもたらされるのに対して、コストの90%は業績を生まない10%から発生する。業績とコストとは関係がない。すなわち業績は利益と比例し、コストは作業の量と比例する。」

 「資源と活動のほとんどは、業績にほとんど貢献しない90%の作業に使われる。すなわち資源と活動は、業績に応じてではなく作業の量に応じて割り当てられる。利益を生み出す活動に意識的に力を入れないならば、コストは何も生まない活動、単に多忙な活動に向かっていく。」

業績の鍵は集中である

 「業績をあげるには、大きな利益を生む少数の製品や製品ライン、サービス、顧客、市場、流通、用途に集中しなければならない。」

 「あまりに規模が小さなために、あるいは分散しているためにコストを発生させているだけの製品に対しては、できるかぎり力をいれないようにしなければならない。業績をあげるには、コストの改善が業績に大きな影響を与える数少ない分野、すなわち、わずかな能率の向上が、大きく業績を改善する分野に、仕事と労力を集中しなければならない。」

コストが何に支出され投資されるかが大きな差を生む

 「管理可能なコストが何に支出され何に投資されるかが大きな差を生む。

 同じように販促費も、自社の従業員に製品の使用法を訓練してほしいという熱心な顧客のニーズに応えるために使われている場合と、製品に対するクレームに対処するための値引き隠しに使われている場合では、当然大きな違いが出てくる。したがって、それらの資源の質についての分析や配分についての分析は、成果をもたらす領域としての製品の理解において欠くことのできない情報である。」

一律的なコスト削減は業績を悪化させる

 「コスト管理においても、コストが最も発生している分野に集中せず努力を分散させている。コスト削減計画は、あらゆるコストの5%あるいは10%を引き下げようとしている。しかしそのような一律的なコスト削減計画では、うまくいっても効果は小さい。一般的にいって、業績を上げている事業はもともと資金が十分でない。そこへ一律のコスト削減が行われれば業績をあげられなくなる。しかも、逆に浪費にすぎないような事業は、必要なだけのコスト削減が行われないことになる。」

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