売買仲介 他社物件を紹介しても良い

売買仲介 他社物件を紹介しても良い



売り物に困ることはない

 不動産売買仲介のビジネスモデルの大きな特徴は、売り物件の依頼を自社で集められればそれにこしたことはありませんが、集められなければそれはそれで、他社が依頼を受けた売り物件も取り扱うことができるところにありそうです。
 
 「売りたいんです」という依頼者がいなくても、「買いたいんです」という依頼者がいれば、他社が売りに出している物件を紹介することができます。

 自分で在庫を仕入れなくても、「売り物」には困らない仕組みになっているのですね。

 自分で売主と買主を見つければ、売主と買主の双方から報酬がもらえる両手取引になるし、売主か買主かどちらかだけを見つけても片方からの報酬はもらえるわけです。

他社物件の紹介

 レインズや不動産ポータルサイトで、こちらに売りに出したい物件を見つけた場合は、具体的にどうするのでしょうか。 

 お客さんから希望条件を聞き出すことが出来たら、(中略)レインズで物件情報を探します。もしも、条件に合う物件が見つけられたら、物件情報を公開している宅建業者に連絡を取ってみて、紹介させてもらえないかを交渉してみるわけです。(「小さな不動産屋のはじめ方」村松保誠、同文館出版)

 (レインズの)検索結果の中から希望条件に近い物件が見つかったら、情報を掲載している元付あるいは売主業者へ連絡をして、物件の有無(販売中か否か)と客付することに対する了解を取ります。また、多くはレインズに販売図面も登録されているため、パソコンからダウンロードすれば図面を手に入れることができますが、図面登録がされていない場合には、直接、元付業者などから販売図面をファックスしてもらうようにしましょう。(「新人不動産営業マンが最初に読む本」本鳥有良、住宅新報社)

という調子で、電話やファックスで確認することになります。

 さらに、こちらに見込み客がいて客付けする場合ではなく、希望者がいない段階から、

 売りに出してみたい物件があればその不動産を扱っている不動産屋に広告に載せてもよいか交渉します。ご注意いただきたいのが、元付けの不動産屋に「広告に載せても良いか」の確認を必ず取ることです。承諾も取らないで広告に載せたりすると、元付け業者はもちろん近隣の不動産屋から相手にされなくなります。(「誰も教えてくれない不動産屋の始め方・儲け方」斎藤隆雄、ぱる出版)

 というように、広告を出して買主を探すことをするのも「有り」です。
 
 さらに、ガッツがあれば、
 
 (レインズの)物件情報の中で、元付側不動産会社(売主から直接、不動産の販売を頼まれている業者)が出している売れそうな物件を見つけます。そして、その不動産会社に電話で連絡を取り、オープンルームをやらせてもらいたいと頼むのです。(こんなにおもしろい「宅地建物取引士の仕事」山瀬和彦、中央経済社)

 ということまで、「いいよ」と言われれば問題ないのですね。

 他社物件の紹介をさせてもらうのは、少々気が引けるような気がしますが、

 最初の頃は、ネットに物件をアップしている不動産仲介業者に電話するのも恐る恐るでしたが、逆の立場になってみるとそうでもありません。長い間、ネットにさらしている物件に買い手を紹介してくれるならウエルカムというケースも多々あります。(「人生楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番」吉川英一、ダイヤモンド社)

とい場合もあるので、とにかく、電話一本すればよいだけのことですから、聴いてみればよいことですね。

 事情があれば、電話でその場で断れられるので、そこで引き下がればよいだけのことです。

自社物件を他社に紹介させる

 
 自社物件について、他の業者から問い合わせがあった際には、

 交わした会話は「〇〇不動産と申します。物件資料を送っていただけますでしょうか?」これだけです。(中略)登記簿謄本と公図、測量図、建物図面、建築確認済証、固定資産税・都市計画税の納付書、建物写真をデータで送りました。私としてはネットを見たエンドユーザーからの問い合わせであれば嬉しいのですが、不動産屋の使命は売主さんのことを考えて早く売ってあげることなので、仲介手数料は問い合わせをしてきた業者さんに半分持っていかれますが、成約させることを最優先にして仕事をしています。(「人生楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番」吉川英一、ダイヤモンド社)

 このように対応することになります。

 電話一本で、メールやFAXで必要資料の送付が行われるて終わりということですね。
 これで買主業者が買い付けしてくれれば、売主から媒介報酬が取れます。

まとめ

 自社で売る物件がなければ、他社の物件を売れば良い。業界ではごく普通に行われていることで、遠慮する必要もなく、とりあえず電話してみればよい。そして、売れば報酬を得ることが出来る。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です