合同会社の作り方①

特集:独立・起業③ 合同会社の作り方①

 会社設立は専門家に頼むことを推奨しましたが、自分でやる場合のために、合同会社の具体的な設立の方法を見てみましょう。

株式会社であれば

 定款作成 → 公証人の認証 → 出資 → 設立登記

となりますが、合同会社の場合、

 定款の作成 → 出資 → 設立登記

となり、公証人の定款認証が要らない分、手続きが簡略です。

 これならば、自分でやることも一つの選択肢です。

 まず定款の作成ですが、

定款

(商号)
第1条 当会社は、JKLMN合同会社と称する。

(目的)
第2条 当会社は、次の各号に掲げる事業を営むことを目的とする。
 1 被服、靴、カバン、アクセサリーの販売
 2 前号に付帯する一切の業務

(本店の所在地)
第3条 当会社は、本店を、東京都千代田区に置く。

(公告の方法)
第4条 当会社の広告は、官報に掲載して行う。

(社員の指名、住所、出資及び責任)
第5条 社員の指名、住所及び出資の価額並びに責任は次のとおりである。
 金200万円 
 東京都江東区●●●●●
 有限責任社員 服田 売男 
 
 金100万円
 東京都江東区●●●●●
 有限責任社員 服田 売子 

(社員の責任)
第6条 当会社の社員は、全員有限責任社員とする。

(業務執行社員)
第7条 当会社の業務は、社員 服田売男が執行する。

(代表社員)
第8条 当会社の代表社員は、社員 服田売男とする。
    代表社員は、社長とする。

(営業年度)
第9条 
 1 当会社の営業年度は、毎年4月1日から翌年3月末日までとする。
 2 前項にかかわらず、最初の営業年度に限り、設立の日から20●●年3月31日までとする。

(定款に定めのない事項)
第10条
  本定款に定めのない事項は、すべて会社法の規定による。

以上、JKLMN合同会社の設立のため、本定款を作成し、社員が次に記名押印する。

20●●年●月●●日
   
 有限責任社員 服田売男  印
 有限責任社員 服田売子  印

という具合に作成して、実印を押します。
 
 ここに印紙4万円を貼り付ける必要があるわけです。 
 
 合同会社の場合、定款の公証人による認証手続きがないので、印紙を貼っていなくても、設立登記までできますが、貼らなければいけないものですし、税務調査などで指摘される可能性があります。

 電子定款なら公証人の認証はいりませんが、必要なソフトウェアや機材の費用と手間を考えると、その場合は、専門家に依頼すべきでしょう。 

 定款の作成が済んだら、次は、出資です。

 上の定款の会社であれば、代表者服田売男の個人名義で新しい預金口座を開設し、そこに、服田売男が出資金200万円、服田売子が出資金100万円を、それぞれ振り込みます。

 単に預入れするのではなく、通帳履歴に名前が残るように、振り込みしてください。
 口座に残高があるということではなく、出資者がお金を出したということの証明が大切です。

 振り込みをしたら、通帳の表紙、2ページ目の支店名等が記載されている頁、そして振込送金の印字がされている頁をコピーします。
 
 そして、

出資金払込証明書

 当会社の資本金につき、次のとおり払込金全額の払込みが あったことを証明する。

  払込みがあった金額の総額    金300万円

20●●年●月●●日

(本店)  東京都千代田区●●●●

(商号)  JKLMN合同会社

          代表社員 服田 売男 印(法人の代表印)

 という書類を作成し、これを表紙にして、通帳のコピーと合わせてホチキスで閉じ、すべてに契印を押します。

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