IMF 日本政府の財政が健全と発表



IMFが日本政府の財政の健全性を公表

 2018年10月、IMFが日本の財政の健全性を示す資料を公表しました。

 本調査は、IMFが年2回公表する「財政モニター(Fiscal Monitor)」。同調査は、IMFが、各国財政を持続可能な基盤に乗せるという観点から報告を行うものです。2018年10月公表の報告書は各国の資産・負債分析をテーマとしており、31か国を対象に、非金融資産も含めた資産・負債残高等について、中央銀行等も含めた公的部門全体ベースで分析しています。

 読み方は、

Nonfinancial assets = 非金融資産
Financial assets = 金融資産
Liabilities excluding pension = 負債(年金を除く)
Pension liabilities Net worth = 年金負債
General government debt = 一般政府の負債残高
Net worth = 正味の資産(資産-負債)

 すなわち、●の位置が、資産から負債を控除したポイントです。日本の場合、ほぼ完全に資産と負債が均衡する位置に●が有ります。
 これは、日本が、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなどの主要な先進国よりも、財政状況が健全な状態にあることを意味しています。

高橋洋一博士の見解

 高橋洋一氏は、IMFには多数の財務官僚が出向しており、通常はIMFの対日レポートには、財務省の意向が強く反映される現実を踏まえたうえで、

「財務省の見解とはそぐわない見解が出たことに憤っているのであろう。からくりをいえば、IMFの『財政モニター』は、世界各国を対象としているものなので、日本が意見をはさんでも通りにくい。そのため、財務省にとって工作が難しいものだったのだろう。」(現代ビジネス「ニュースの真相」)

と解説しています。
 
 日本についてのレポートであれば財務省出向者の意見をそのまま押し通したものを作成できたが、本調査は31か国を対象としたものであるため、財務省出向者の工作が難しかったとの分析です。

田中秀臣教授の見解

 田中秀臣氏は、IMFには多数の財務官僚が出向しており、通常はIMFの対日レポートには、財務省の意向が強く反映される現実を踏まえたうえで、

「IMFはね、なんていいますかね、他にもスタッフがいて、その人たちはですね、アメリカとかイギリスにも隠れ借金があるということを言いたくて、いろんなことを調査したら、あら日本のガードが甘くなっちゃって、つい日本の財務省からすると発狂するような、『日本の借金がありませんでした』っていう報告を、去年の年末に出しちゃったんですよ。」(文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」2019年4月16日放送)

と解説しています。

 
 

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